冥王星が順行へ
10月1日の午前11時頃に、およそ5カ月半ほど逆行していた冥王星が順行に戻ります。
冥王星はさそり座の支配星でありますので、順行に戻り、本来のパワーを発揮することで、11月初旬までの木星さそり座期のラストスパートに入ることになりそうです。
11月上旬から始まる木星いて座期について、投稿していますので、ぜひご覧ください。
4月後半から、停滞感を感じていた人は、スムーズに物事が動いていくように感じられることもあるでしょう。
2018年は、逆行が多い年になります。
ほかの天体の逆行も振り返ってみましょう。
冥王星が順行に戻るタイミングのホロスコープ
冥王星は、第2ハウスに入り、ヨードという複合アスペクトを月と木星と一緒に形成します。
また、夏から秋にかけて、冥王星は幸運の小三角形を木星と海王星と共に形成しています。
複合アスペクトについては、過去記事でまとめてありますので、ぜひご覧ください。
水星と冥王星は、スクエア(90度)を取り、水星は海王星とインコンジャンクト(150度)となります。
太陽と火星はトライン(120度)となり、土星と天王星もトラインとなります。
冥王星の順行開始時のサビアン度数
サビアン度数では、やぎ座の19度で逆行を終了し、順行を開始します。
やぎ座の19度では、「A child of about five with a huge shopping bag.(大きな買い物袋を下げた5歳程度の子ども)」という具体的でかつ現実的なイメージが湧きやすい度数になっています。
ちなみに、4月の下旬に逆行を開始したときの冥王星のサビアン度数は、やぎ座の22度になっていました。
やぎ座の22度は、「A general accepting defeat gracefully.(敗北を優美に認める将軍)」となります。
このところ、スポーツ関連などでのニュースが世間を騒がしましたが、自ら否を素直に認め謝罪しなかったことで、状況が悪化してしまうこともあったのではないでしょうか。
時代の変化を受け入れ、適切な対応を迅速に取ることが、必要だったのかもしれません。
そして、冥王星が順行に転じるときのサビアン度数「A child of about five with a huge shopping bag.(大きな買い物袋を下げた5歳程度の子ども)」を見ると、小さな子どもが大きな買い物袋を下げるのは大変ですね。
しかし、子どもにとっては、責任感を養い、成長するチャンスでもあります。
きちんと仕事を完遂した後は、自信もつくでしょう。
冥王星の順行開始時のホロスコープとサビアン度数からのメッセージ
夏の3回連続の食や火星の逆行などがあり、まわりの環境やご縁が変化しつつある人も多かったのではないかと思います。
あなたが自分で実現していきたいことをサポートしてくれる仲間とのご縁を選ぼうとしていている人もいるかもしれません。
もしくは、今までの方法や手段よりも、素敵で簡単な方法が見つかったり、手助けしてくれる人が現れたりすることもあるでしょう。
ただ、甘い言葉をかけてくる人には注意が必要なこともあるかもしれません。
ときには、自分にとって厳しいアドバイスをしてくれる人や真実を伝えてくれる人を大切にしましょう。
ただ、現実的なしがらみや今後の関係などを考えると、躊躇していたり、思い切った決断をできなかったりすることもありそうです。
ですが、あなたの感情を見つめることで、どうすればよいのか答えはおのずと出ていることもあるでしょう。
このように、不安になったり、迷いがおきたりしたときには、無理にどちらかを選択しようとせずに、ほかの方法がないかを探してみるという姿勢も必要かもしれません。
お互いが気持ちよく、win-winになる方法があるはずです。
そして、あなたが本当はどのような気持ちを抱いているのかが分かったら、あとは自分で責任と自信をもって、進むことも必要になります。
自分の選択や行動に責任を持つことはプレッシャーに負けてしまいそうなときもあるかもしれませんが、達成感もひとしおのはずです。
とくに、木星は11月上旬まで蠍座に滞在し、その後は射手座に移動します。
さそり座の支配星である冥王星が順行に戻り、さそり座のパワーがさらに強化されることからも、未来に向かって足がかりを作っておくことで、来年も飛躍しやすくなりますよ。