逆行のスケジュール
今年は、火星の逆行もありますので、逆行している天体が多いと感じますね。
今現在、逆行している天体は、木星、土星、冥王星になります。
6月末になりますと、およそ2年ぶりの火星逆行も始まりますので、逆行にスポットライトが当たることになりそうですね。
火星の逆行は、6月27日から2か月間にわたります。
また、逆行では、一番身近で実感しやすいのが水星逆行になります。
今年の水星逆行は、3月に既に一度ありましたが、7月と11月のあと2回残っています。
金星の逆行も、水星と同様に実感しやすいですが、10月上旬から逆行を開始します。
そして、先月の中旬におうし座入りした天王星も、8月上旬から来年初めまで逆行します。今回の逆行期間では、もう一度、おひつじ座に戻ります。
逆行期間を一覧表にまとめると、8月の中旬頃には、6天体が逆行していることになりますね。
海王星の逆行で起こりがちなこと
一般的に、海王星逆行のときには、お酒の席でのトラブルだったり、我を忘れて、何かにのめりこんでしまったりすることが起こりがちと言われています。
加えて、規律や社会的なルールを曖昧にしてしまうこともあり、不正なことが露になってしまうこともあるでしょう。
羽目を外しすぎたり、規律を逸脱するような行動は慎むと良いですね。
また、順行していた海王星が逆行に転じるときには、海の事故も多くなると言われていますので、安全にすごせるように心がけると良いでしょう。
また、クリエイティブな仕事や創作活動に携わっている人は、海王星の逆行から生み出される流れをいかすことを意識することで、良い作品や結果を残すこともできるかもしれません。
海王星が順行のときには、無限に広がりがちで、気にも留めないことが、逆行になると自分と真剣に向き合うキッカケを生み出してくれるような気がします。
個人と全体、物質面と精神面、もしくは現実と理想の境界線をどこに置くのかという対話を自分自身と進めていく上で、大切な何かが見えてくることがありそうです。
今回の海王星逆行のホロスコープの特徴
今回の海王星逆行は、16度から始まり、13度まで逆行します。
水星、木星、海王星から成る水のグランド・トラインと月、土星、天王星から成る地のグランド・トラインが特徴的です。
水と地のグランド・トラインから生み出される六芒星もありますよ。
グランド・トラインについて、過去記事で書いてみましたので、ぜひご覧ください。
双子座の新月のときにも登場した天王星を頂点とする金星と火星からなるT-スクエアも健在です。金星と火星は、それぞれドラゴンヘッドとドラゴンテイルとコンジャンクションになります。
また、緩く取りますと、月、水星、海王星、冥王星から成るミスティック・レクタングルも登場します。
金星・ドラゴンヘッドは、土星とタイトにインコンジャンクト(150度)になります。
海王星逆行のホロスコープの意味
今回の海王星逆行のときのホロスコープは、とにかくインパクトが強いですね。
5月中旬におうし座に入った天王星に少しずつ私たちの意識が馴染んでいくように、今回の海王星の逆行は意図されているのかもしれません。
おうし座を象徴するような「物質面、経済・金融面、所有の概念」なども、時代の流れと共に変化が激しくなり、定義が書き換えられようとしています。
たとえば、今話題になっているAirbnbやUberも、宿泊施設、車、所属するドライバーを所有はしてはいません。
副業が話題になる背景からも、優秀な社員を独占して抱え込むよりも、フレキシブルかつ自由な環境で活躍できるということをアピールする方が受け入れられてくるようになっています。
個人的な感覚においても、今回の逆行では、大きな変化に合わせて、個人の意識も変化させていくことも起こるでしょう。
そして、新たなる理想と現実をすり合わせていくプロセスも積極的に行われるような気がします。
また、消費・所有することで得られていた喜びよりも、大切な人から承認を得たり、さらには高次の喜びで満たされたいと思うことも出てくるでしょう。
海王星の逆行開始、夏至、日食・月食などの星の大きなイベントを通じて、意識が変わっていくのでしょうね。