ホロスコープに複合アスペクトがあると、星のもつ意味が強調されることもあります。
代表的な複合アスペクトをまとめてみました。
Tスクエア
オポジションと2つのスクエアがT字のように組み合わさったアスペクトになります。
オポジションになっている対の星の意味を別の側面や視点からとらえてみるということで、深い気づきがあります。
頂点になっている星には、オポジションになっている対の星のどちらにも影響を
スムーズに進んでいるときよりも、何らかの葛藤があったり、障害があったりするときの方が、自分自身を見つめ直し、深いところまで見ようとすることがあります。
人生に深みや鋭い視点・考察を与えてくれるアスペクトになりますね。
グランド・トライン
グランド・トラインは、トラインが3つ重なり、大きな正三角形を作ります。
調和のアスペクトであるトラインが3つ重なりますので、幸運をつかみやすいタイミングでもあります。
生まれたときのホロスコープにグランド・トラインがあると、周りを上手に巻き込んで、いつの間にか、大きなエネルギーを生み出していくこともあります。
グランド・トラインは、エレメント(火・地・風・水)ごとに形成されますので、基本的には、4種類のグランド・トラインとなります。
今年の夏(2018年)は、水のグランド・トラインと地のグランド・トラインが描かれていました。
それぞれのエレメントのもつ特徴に沿ったアクションを心がけると、幸運の波に乗りやすくなります。
過去記事にも、グランド・トラインについて投稿していますので、ぜひご覧ください。
グランド・クロス
グランド・クロスは、スクエアが4つ(オポジションが2つ)描かれている状況になります。
3つの区分である活動宮、固定宮、柔軟宮の合わせて3種類のグランド・クロスがあります。
3種類それぞれのグランド・クロスの特徴があります。
活動宮(牡羊座・蟹座・天秤座・山羊座)のグランド・クロス
新しいことに、意欲的かつ活発に取り組んでいく流れになることが多いです。
活動宮のグランド・クロスが続き、私自身の星に影響を与えたときには、とにかく前に進むために、決断&行動が求められることが続いたことがあります。
不動宮(牡牛座・獅子座・蠍座・水瓶座)のグランド・クロス
今まで常識や当然だと思っていたものが、変化していくことを実感することが多いです。
新しい時代の幕開けや新しい世界への扉を感じさせるような出来事もありそうです。
柔軟宮(双子座・乙女座・射手座・魚座)のグランド・クロス
目の前の状況や時代に応じて柔軟に変化したり、新たな環境に適応したりすることを求められるタイミングになりそうです。
ただ、どこに自分の軸を置くか迷いが生じることもあるかもしれません。
カイト
グランド・トラインに、1つのオポジションが加わった形になります。
実際に今年(2018年)の魚座の満月で、カイトが描かれていました。
グランド・トラインは、エレメント別の4種類(火・地・風・水)ありますが、オポジションで別のエレメントの要素が加わることで、現実化に向けて後押しされることになります。
火のグランド・トライン+風のパワー
地のグランド・トライン+水のパワー
風のグランド・トライン+火のパワー
水のグランド・トライン+地のパワー
ヨード
ヨードは、2つのインコンジャンクト(150度)とセクスタイルで描かれた二等辺三角形のアスペクトになります。
インコンジャンクトで結ばれた天体は、お互いにとって未知であり、理解するのに時間がかかりますが、個人の経験から出てくる深みや味わいが、その人の魅力につながっていくことになります。
セクスタイルで結ばれた天体の特徴を伸ばし、発信していくプロセスで、頂点にある天体を上手に使っていくことを学んでいくことになります。
幸運の小三角形
木星・海王星・冥王星から成る幸運の小三角形は、今年の夏から秋にかけて天空に輝いていました。
2つのセクスタイルとトラインからなる二等辺三角形が描かれます。
安定と調和のアスペクトであるセクスタイルとトラインで描かれていますので、目標や望みに向かって、気力も十分にありながら、現実的にもしっかりとした歩みを進めていくことができます。
クレイドル(ゆりかご)
今年(2018年)の乙女座の新月と射手座の上弦の月で描かれていたのが、ゆりかごのような台形をしたクレイドルになります。
幸運の小三角形が2つ重なったような形をしています。
セクスタイルとトラインに加えて、さらにオポジション(180度)がありますので、別の側面から物事を見たり、違った視点を持つことになったりと、奥行きのある観点から眺めることができるようになります。
ミステック・レクタングル
セクスタイルとトライン、さらにオポジション(180度)から形成されているのが、ミステック・レクタングルになります。
それぞれの4つの頂点が、セクスタイル・トライン・オポジションをもっており、ハーモニーを生み出していることからも、新しくクリエイティブな視点や観点から、見つめることができるでしょう。
六芒星(グランド・セクスタイル)
グランド・トラインが2つ重なった形、あるいはそれぞれの星がセクスタイル(60度)で結ばれている形になります。
今年(2018年)の夏の蟹座の新月には、水と地のサインのグランド・トラインが重なり、六芒星が描かれました。
また、火と風のグランド・トラインが重なった六芒星もあります。
2つのグランド・トラインが重なるということからも、大きなエネルギーが動くことになります。