天王星の逆行開始
8月8日から、天王星が逆行を開始します。
5月16日に、おひつじ座からおうし座へ移動してきた天王星は、みずがめ座の皆既月食でも大きな役割を果たしていました。
皆既月食後の効果は、少しずつ浸透していくことになるでしょう。
木星が射手座入りする前日である11月7日には、天王星は再び牡羊座に戻ることになります。
そして、来年の1月初旬に順行に転じ、3月上旬には本格的に天王星がおうし座に移動します。
ライオンズ・ゲートがピーク時に、天王星の逆行開始
水星逆行が開始した26日は、ライオンズ・ゲートがオープンした日になりましたが、少しずつゲートは開いていき、8月8日にピークを迎えることになります。
ピークのときに、天王星の逆行が開始するということからも、「天王星が私たちに伝えてこようとする意味」に注目してというサインと受け取ることもできるでしょう。
今回の水星逆行の意味とライオンズ・ゲートのことも書いていますので、ぜひご覧ください。
天王星逆行のサビアン度数
サビアン度数では、おうし座の3度から逆行を開始することになります。
おうし座の3度では、「Steps up to a lawn blooming with clover(クローバーが咲いている芝地に足を踏み入れる)」という美しい光景が浮かんでくるようなメッセージになっています。
クローバーはしっかりと大地に根を張っていることからも、地に足の着いた幸せを実感したり、日常の中に穏やかな幸せを見出したりという状況を示していることがあります。
あなたの日常を改めて見つめると、ささやかな幸せで満たされていることに気がつくことがあるかもしれませんね。
この度数から天王星は逆行を開始しますので、不動の大地に根を張っているかのように、今まで当然で不動だと思い込んでいたことが、改革されつつある状況に気がつくこともあるかもしれません。
そして、天王星はおひつじ座のサビアン29度まで逆行します。
おひつじ座29度は、「A celestial choir singing(天球の合唱隊が歌っている)」となります。
おひつじ座の最後の方の度数は、次の星座であるおうし座の影響を受けることになります。
おうし座の象徴するキーワードとして、「五感、身体性」などがよく挙げられますが、歌を聞くのも五感のひとつを使っていることになります。
また、ひとつ前の度数である、おひつじ座28度では、「A large disappointed audience(落胆させられた大聴衆)」とあります。
これは、周りの人々の意思を汲み取ったり、顔色をうかがったりするのではなく、自分自身が選択・決断したことを信じて進むという力強い度数になります。
そして、次の度数である、おひつじ座29度では、自分自身を信じ突き進む勇気に、天からの祝福のような応援やメッセージを受け取っている様子が表されています。
天王星の逆行を上手に使うことができた暁には、素敵な前兆となるサインを受け取ったり、あなたを支援してくれる人に出会ったりすることもあるでしょう。
天王星が逆行を開始することで、6天体が逆行中へ
水星、火星、土星、海王星、冥王星、そして天王星と合計6天体が、逆行することになります。
水星逆行が終了する19日まで、6天体が逆行する状況は続きます。
火星と海王星の逆行についても投稿していますので、ご参照ください。
先日のパワフルな月食もあり、天体の意識が私たちの生活にしっかりと浸透し始めるのには、時間がかかることもあるでしょう。
あなたの身の回りの現実的なことから、さらには高次の意識まで、見直すような機会を得られるでしょう。
この時期に逆行する天体が多いということは、私たちが新しい時代に向かって、心と身体を整えておきましょうというメッセージのようにも受け取ることもできそうですね。