ドラゴンヘッド&ドラゴンテイルとは
最近では、西洋占星術で使われている用語である「水星逆行」なども、頻繁に聞くようになりました。
ドラゴンヘッドやドラゴンテイルに着目した本もよく見かけるようになりましたし、日食・月食のときに取り上げられていることもありますね。
ドラゴンヘッドは、実際の天体ではなく、太陽の通り道である黄道と月の通り道である白道が交わった場所になります。
ドラゴンテイルは、ドラゴンヘッドと対になる(180度)位置になります。
ドラゴンヘッドとドラゴンテイルは、通常の12サインとは逆方向に進んでいきます。
魚座→水瓶座→山羊座→・・・・→牡牛座→牡羊座→魚座という順に進んでいきます。
昨年(2018年)の11月頃に、ドラゴンヘッドが獅子座→蟹座に、ドラゴンテイルが水瓶座→山羊座に移動しています。
およそ1年半の間、ひとつの星座に滞在します。
約18年をかけて、ひとつのサイクルを完了することになります。
生まれたときの土星の位置に土星が戻ってくることをサターンリターンと呼び、30歳ころに起こりますが、
ドラゴンヘッド・リターンは18歳、36歳ころに起こることになります。
ドラゴンヘッド・リターンで、大きく人生が変化したり、発展したりするケースも多いです。
ドラゴンヘッドは、今生のテーマ、課題、ご縁、ソウルメイトなどが表されています。
一方、ドラコンテイルは、過去生や過去のご縁、過去に十分にしてきたこと、すでに習得したことなどを表しているといわれています。
食とドラゴンヘッド・ドラゴンテイルとの関係
日食・月食の期間に、ドラゴンヘッド・ドラゴンテイルが良く話題になります。
新月のホロスコープを出してみると、新月(太陽)の近くにドラゴンヘッドもしくはドラゴンテイルが位置しているなら日食が起こります。
満月のホロスコープでは、満月の近くにドラゴンヘッドもしくはドラゴンテイルが位置しているなら月食が起こります。
ドラゴンヘッド・ドラゴンテイルが新月・満月と近い場所で起こると、皆既日食・月食になり、少し離れた場所で起こると部分日食・月食になります。
通常、日食・月食は2回連続で起こりますが、昨年(2018年)夏は3回連続(かに座新月、みずがめ座満月、しし座新月)で起こりました。
昨年(2018年)は、ドラゴンヘッドは獅子座の最初の方の度数、ドラゴンテイルは水瓶座の最初の度数に位置していたので、かに座の新月の際にも部分日食が起こりました。
今年(2019年)の1月のしし座の皆既月食も、満月はしし座の最初の度数で起こりましたが、ドラゴンヘッドは蟹座の最後の度数あたりに位置していました。
このように、ドラゴンヘッド・ドラゴンテイルがサインの最初と最後の度数あたりに滞在していると、例外的に、星座が前後して日食・月食が起こることもあります。
今後のドラゴンヘッドとドラゴンテイル
2018年の11月上旬に、木星の射手座入りの直前に、ドラゴンヘッドは獅子座→蟹座に、ドラゴンテイルは水瓶座→山羊座に移動しました。
ニュースや話題に上りやすいテーマが、国家、民族、家族、故郷のことなどになりそうです。
ドラゴンテイルは、今年(2019年)の4月には冥王星、そして土星と重なることになります。
過去や歴史からの大きな学びがある一方、今までのセオリー通りには進展しないもどかしさもあるかもしれませんね。
とくに、3月上旬から天王星牡牛座期が本格的に始まっていますので、金融、経済、仕事・お金の概念などの変化が加速していくような出来事があるかもしれません。
しかしながら、私たち自身が本来の喜びで満たされていく、本来の人生を取り戻し再生していくキッカケともなりそうです。
ドラゴンヘッド蟹座&ドラゴンテイル山羊座期は、2020年5月上旬まで続きます。
山羊座には、土星、冥王星、ドラゴンテイル、そして2019年12月からは木星も滞在しているので、山羊座の象徴する世界観が強まりそうです。
次第に、2020年春頃には、アクエリアス時代(水瓶座時代)に向けて、次第に星が動き始めていくので、2020年のドラゴンヘッドの風のサインである双子座への移動も大きな流れの変化を加速することになるでしょう。
ドラゴンヘッド・ドラゴンテイルとソウルメイト
ソウルメイトである場合には、お互いのホロスコープを出してみると、ドラゴンヘッドが関わっているケースが多いですね。
わかりやすい例としては、
- ドラゴンヘッドに太陽・月が重なる
- ドラゴンヘッドにアセンダントが重なる
- ドラゴンヘッドに金星・火星が重なる
というところになります。
お互いのドラゴンヘッドが重なり合うと、よりご縁が深くなる傾向にあります。
ドラゴンヘッドが関わっているご縁は、ドラゴンテイルのご縁より、ストレートでわかりやすいことが多いかもしれません。
ドラゴンテイルが絡んでいるときは、個人的な経験からも、過去生からのご縁のつながりを感じさせられることも多いですね。
過去生でお互いがどのような関係性にあったのかが、ホロスコープを見るとわかります。
- ドラゴンテイルに月が重なる(精神的な成長を見守る)
- ドラゴンテイルに太陽が重なる(本来の姿の理解し、味方になる)
- ドラゴンテイルにキロン(心の傷を癒す)
- ドラゴンテイルに金星(生きる喜びを共有する)
- ドラゴンテイルにアセンダント(行動の指針を理解し、支える)
個人的には、ドラゴンテイルの場合、過去生でもお世話になった人や深い関りのあった人が多く、人生に変化のある時にご縁がもたらされることもありました。
実際に、ドラゴンテイルが関わっているご縁で、結婚相手や親友になっているケースは、個人的な体験も含めてたくさんあると思いますよ。
今生でも、「過去生のお世話になったことについて、感謝を忘れずに進んでいきなさい」という印だと思っています。