春分図から見る2019年

大切な始まりとなる春分

西洋占星術で大切な始まりとなるのが、春分となります。

定義上では、太陽が春分点を通過した時刻(太陽黄経が0度になった時刻)、占星術的に言い換えると、太陽が牡羊座に入った瞬間の時刻になります。

春分でのホロスコープは、春分図とも言われ、春分を起点とした1年を予想するのに用いられています。

 

2019年春分図の特徴

2019年の春分は、3月21日午前6時58分に起こります。

2019年の春分図も、スケールの大きな世界が描かれており、どのような心持ちですごしていくと開運につながるのかを読み取ることができます。

まず、アセンダントは牡羊座であり、サビアン度数は27度になります。

牡羊座の27度のサビアンシンボルは、「想像の中で失われた機会が復活する(Lost opportunity regained in the imagination.)」となります。

 

アセンダントの真下に牡牛座に戻った天王星がいます。

第12ハウスには、太陽、水星、木星、キロンが滞在しています。

太陽とキロン、並びに水星と木星は、それぞれ重なっています。

 

月は第6ハウスで、天王星とインコンジャンクト(150度)になります。

火星と木星もインコンジャンクトを形成します。

 

そして、影響が大きくなりそうなのが、月、火星、土星・冥王星と地のサインのグランド・トラインを形成します。しかも、過去生や過去からのご縁を司るというドラゴン・テイルは、冥王星と重なっています。

水星・海王星、火星、冥王星・土星から成る幸運の小三角形もできますね。

木星を頂点とした太陽と月から成るTスクエアも形成します。

 

愛情&美の星である金星は木星とセクスタイル(60度)となり、火星とスクエア(90度)となります。

 

複合アスペクトのまとめについて、以前に投稿していますので、併せてご覧ください。

複合アスペクトまとめ:Tスクエア・グランドトライン・グランドクロス・ヨード・カイト

2018年9月19日

 

2019年春分から2020年春分までのテーマ

地のサイン&第2・6・10ハウスでのグランド・トラインになりますので、経済的(金運)・仕事のことを考える機会が多くなりそうですね。

給料やお金、所有するものなどを増やすことに期待するよりも、自分の時間を充実したものにしたいという思いが高まることもあるでしょう。

実際に、生活を変えるために、働き方を変える人も多くいるかもしれませんね。

趣味と仕事の境界が、あまりはっきりとしなくなるということもありそうです。

アセンダントの牡羊座27度のサビアン・シンボルも、「想像の中で失われた機会が復活する」とありますが、現実的には経済面などのことを考慮すると実現不可能だと思ってしまうことも、想像力を生かして、可能性を探ってみることで、新たな方法が見つかることもあるでしょう。

さらに、アセンダントの真下に改革の星の天王星がいることからも、今までは実現不可能だと思って諦めていたことも、想像力&変革のパワーをいかすことで、新しいチャンスの芽が見つかることもあるでしょう。

 

蟹座のドラゴン・ヘッドが第4ハウスが滞在し、金星などのアスペクトなども見ていると、経済的な変動や国家間の問題も起こり続ける可能性がありそうです。

そして、経済的な格差をはじめとした様々な格差が広がっていき、古いシステム、組織、観念などが少しずつ新しくなっていくでしょう。

 

一方、第12ハウスに天体が集中し、太陽も癒しの星キロンとタイトに重なっていることからも、精神性を高めたいという意識を持つ人が多く現れそうです。

スピリチュアル的なことや占いなども注目が集まりそうです。

もしくは、同じような精神性の人と集まり、コミュニケーションを取りたいという思いが強まることもあるでしょう。

職業や経済的な側面だけではなく、同じ志、趣味、意識などを共有できる仲間を作ることで、自分の居場所を発見したり、心のよりどころを見つけたりする人もいるでしょう。











月のホロスコープ

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