2018年最後の水星逆行と金星逆行
2018年最後の水星逆行が11月17日の午前10時半頃から開始し、12月7日まで続きます。
前日には、40日ほど続いた金星逆行が終了しています。
金星逆行が開始したときには、男性や闘争心などを象徴する火星と緊張的なアスペクトを取っていましたが、金星逆行が終了する頃には、調和的で穏やかなアスペクトを取るようになっています。
今回の金星逆行では、感情がどうしてもあふれてきたり、突発的な争い・ケンカなどが起こったりと予想外のことも多くあったのかもしれませんね。
実際に、婚姻関係に問題が出てきたり、給料の未払いのトラブルを相談されたりと、さまざまなことが起こったようです。
およそ1年半ぶりの金星逆行後の冷却期間のように、水星逆行があるのかもしれませんね。
前回の水星逆行は、7月～8月にかけて起こりました。
3回連続した食の季節と重なって起こっていましたね。
水星逆行開始時のホロスコープ
逆行開始時の水星は、第11ハウスにあります。
第11ハウスのキーワードは、「仲間、サークル、フラット＆自由な集まり」などになります。
水星には、月と海王星がスクエア（90度）というアスペクトを取ります。
冥王星は、アセンダントと重なります。
また、水星逆行開始時のホロスコープでは、東側に天体が集まっています。
今回の水星逆行では、あなたの気持ちがわかりにくくなったり、モヤモヤしてしまったりすることもあるかもしれません。
また、メール・LINEなどのコミュニケーションが、曖昧になって、お互いに誤解していることもあるかもしれないので、行き違いがないように確認を取っておくと良さそうです。
とくに、天体が逆行を開始したタイミングでは、逆行の影響が良く出てくるので、大切な決断は時間を置くという選択も良いでしょう。
そして、大切なことは、あなたの周りの人の意見を聞くというよりも、あなた自身の意見を尊重するということになります。
水星逆行の終了時のホロスコープ
逆行終了時の水星は、第12ハウスにいます。
第12ハウスのキーワードは、「無意識、潜在意識、直観」などがあります。
そして、月がアセンダントとぴったりと重なっており、木星とも重なります。
水星は、天王星とインコンジャンクト（150度）となります。
今回の水星逆行は、射手座入りしたパワフルな木星と逆行中の水星が重なりますので、普段の水星逆行よりも影響が表れやすいかもしれません。
逆行終了時のホロスコープはもちろんのこと、来年（2019年）にかけて、風の星座には、天体がひとつも入っていない状況となります。
その場での感情で、先走りしてしまうこともあるかもしれませんが、まず一呼吸おいて冷静になることも、トラブル回避には役立つでしょう。
サビアン・シンボルから読む水星逆行
水星逆行開始時のサビアン度数は、いて座の14度になります。
サビアン・シンボルは、「ピラミッドとスフィンクス（The pyramids and the sphinx)」となります。
ほかの文化や文明を理解すること、別の価値観を持った人と交流＆コミュニケーションを図ること、今まで経験したことのないような新しい場所に足を踏み入れることなどについて耳にする機会が増えることもあるでしょう。
一方、水星逆行終了時のサビアン度数は、さそり座の28度まで逆行します。
サビアン・シンボルは、「自分の領土の近づく妖精たちの王（The king of the fairies approaching his domain)」となります。
しっかりと成長したあかつきに、自分のホームグラウンドに戻ってくる景色が見えてくるようです。
蠍座の終盤の度数なので、次の射手座に向かって、自立し、精神的な成長を見据えていることもあるでしょう。
もう一度、「さそり座～いて座」間の成長のプロセスを味わうことで、木星蠍座期に種をまき、育ててきたことを、木星射手座期で発展させやすくしてくれる宇宙からの恵みなのでしょう。
少し先の星の動き
水星逆行が終了する12月7日からは、次第に木星射手座期の様相が次第に強まっていきます。
そして、1月初旬に天王星が順行に戻ると、10天体すべてが順行になり、宇宙からのGOサインが出ます。
1月6日の山羊座新月の部分日食と1月21日の獅子座満月の皆既月食を迎えるころには、射手座の木星が、本領発揮をしているはずです。
この時期に、パワー全開でのぞむためにも、今回の水星逆行で、木星蠍座期と射手座期の切り替えをしていくと良さそうですね。
