春分について
太陽が牡羊座に入ったタイミングが、春分となります。
毎年、日が前後したり、時間が違っていたりしますが、2020年は、3月20日の昼過ぎの午後12時50分に、春分を迎えます。
春分を迎えた瞬間のホロスコープを春分図とも言いまして、ここから1年間の運気を見ていくことになります。
これから1年の計画を立てたい人、全般的なムードの流れがどうなっていくのか抑えておきたい人には、お役に立てるかもしれません。
昨年の春分は、どうでしたか? 振り返ってみましょう。
春分のホロスコープ
太陽は、第9ハウスに入っています。
第9ハウスは、「新しい世界、好奇心、哲学、海外、学び」などのキーワードがあります。
世界とのつながりを実感するような1年となりそうです。
アセンダントは、蟹座の29度になります。
蟹座29度のサビアンシンボルは、「双子の体重をはかるミューズ」となります。
29度は、今までの世界と、新しく進んでいく世界を比べて、準備を整えていくことになります。
今までいた家庭、職場、学校、国などの環境では、当たり前だと思っていたことを、問い直すということもあるかもしれません。
あなた自身が、どうしてきたいのか、何が好きなのかを、積極的に選び、行動していくことが求められつつあるのかもしれません。
月は、水瓶座に入っており、真ん中あたりの度数である14度になります。
この度数では、水瓶座の意図を、さらに広めて定着させていくことになります。
水瓶座14度のサビアンシンボルは、「トンネルに入る列車」になります。
列車がトンネルに入ることで、迂回する必要がなく、目的地まで早く到達することができます。
山羊座では、組織の中でのルールや根回しなどを理解しながら、上手に立ち回って、計画を進展させる必要がありました。
しかし、水瓶座になると、無駄なく合理的な判断をできるようになり、その結果、皆が平等に恩恵を受けることができるようになります。
昔からある組織の形や仕事のあり方を維持するためになってしまっていたルールや思い込みを取り払い、合理的な改革を受け入れようという気持ちになってくるのかもしれません。
春分のホロスコープには、さらにインパクトのあるアスペクトが形成されています。
動画では、ホロスコープを使いながら、説明しているので、直感的にわかりやすいかと思います。
春分あたりの星の動き
20日に春分を迎えた後は、約3年ぶりに土星がサインを変えます。
土星は、山羊座から水瓶座にサインを変えるので、風のサインに天体が入り、ムードが変わってくるのを実感するでしょう。
24日には、牡羊座の新月を迎えます。
このあたりから、4月初めころは、木星と冥王星がコンジャンクションとなります。
木星は、楽観的で、拡大を進めていく天体になります。
一方、冥王星は、白黒はっきりとつけたり、とてつもなく大きなエネルギーや集中力を与えてくれることもあります。
これから、何を成長させていくのかが、はっきりとクリアになることもありそうです。
一方で、見切りをつけて、手放しをして、限りあるリソースを、可能性のあるものに集中させていくということもあるでしょう。
5月上旬には、ドラゴンヘッドが、蟹座から双子座に入ります。
普段、目にしたり、耳にしたりするテーマについて、テクノロジー、情報関係、コミュニケーション問題などの話題が増えてくることになりそうです。
5月中旬から6月下旬まで、1年半ぶりに、金星が逆行します。
愛情面や金運面の見直し、経済的な側面だけではなく、ほかにも大切な価値観があるのではないかなどの見直しがあるかもしれません。
春分のホロスコープから見る1年のテーマ
今年は、新しい時代に向かって、大きく舵を切っていくタイミングになりそうです。
今年から次第に始まって、本格化していく、風の時代への移行が、着実に進んでいくことになりそうです。
テクノロジーや情報関係の成長のスピードは、さらに速まっていくことになりそうです。
また、今までのような経済的な成功だけではなく、ほかの大切なものの価値を認められて、高まっていくことになるでしょう。
もしくは、幸せだと感じる価値観が、多様化していくこともありそうです。
あなた自身が、本当に幸せだと思えるようなライフスタイルや仕事のあり方、パートナーシップなどを見つけていくことになっていくでしょう。
働き方も、大きく変化していくという暗示もあります。
あなたが何を望んでいるのかをクリアにし、行動することで、確実に実りと豊かさに近づいていくことになりますので、粘り強く働きかけることも重要になります。
素敵な1年となりますように。