2021年前半の主な星の動き
2020年の年末は、木星と土星のグレートコンジャンクションがあり、しかも、地のサインから、風のサインにコンジャンクションが変化する年となっています。
200年にわたり続いてきた地のサインの世界観から、風の世界観に移り変わっていく転機になります。
2021年は、グレートコンジャンクションの余韻が残る中で、スタートしていきます。
1月中旬から、天王星が順行に戻り、4月末まで、全天体順行期間が始まります。
途中で、水星逆行を迎え、グレートコンジャンクションという大きな変化を受け入れつつ、方向性を定めていくことになります。
2021年の重要なアスペクトのひとつが、水瓶座の土星と牡牛座の天王星のスクエアになります。
革新的な取り組みを進めていく動きが強まると、今までバランスが取れていた安定に変化が出てくるかもしれません。
2021年に、3回ほどおこり、私たちの意識を変化させていくことになるでしょう。
3月20日は、春分を迎えます。
アセンダントは天秤座、太陽は第6ハウスにあり、月は第9ハウスにあります。
ホロスコープの西側(右側に見える)に天体が集まっており、周りの人と調和して、優しさを与え合うことが重要になるでしょう。
今年に引き続き、働き方の改革も行われていきそうです。
5月中旬からは、木星は水瓶座の次の魚座に移動します。
木星は、6月下旬に逆行をはじめ、7月末に、再び水瓶座に戻ります。
5月26日は、皆既月食を伴った射手座満月を迎えます。
そして、6月10日は、金環日食を伴った双子座新月を迎え、食の季節となっています。
2021年前半は、火のサインが不足している時期も多いので、安定志向が高まるかもしれません。
火のサインに天体が入ってきたタイミングを上手につかんで、チャレンジしていくと、飛躍の可能性が高まるでしょう。
1月の星の動き&全体運
火星は、逆行期間を経て、半年という長期にわたり、ナチュラルサインの牡羊座に滞在し、本領を発揮していました。
1月7日に、火星は、次の牡牛座に移動していきます。
来年は、火のサインに天体が不足するタイミングが続きますので、上手に流れに乗る必要があります。
1月14日には、天王星が順行に戻り、全天体順行期間が開始します。
全天体順行期間がスタートして2週間後、1月31日に水瓶座での水星逆行が開始します。
ここで、ひとまず、全天体順行期間はお休みになります。
1月は、グレートコンジャンクションでの大きな変化を受け入れて、全天体順行期間中に、何を成し遂げていくのか、目標を設定したり、新しい時代へのヒントを受け取ったりすることになるでしょう。
少しずつ、新しい時代に向かって、エンジンがかかってくることになります。
2月の星の動き&全体運
2月中旬に、土星と天王星のスクエアがピークとなります。
2021年は、土星と天王星のスクエアは、6月中旬と12月末の合計3回起こります。
2月21日に、水星逆行を終了し、順行に戻ります。
全天体順行期間が再開し、4月末までの約2カ月間ほど続いていきます。
2月は、新しい時代へ移行する流れが強まり、生みの苦しみや葛藤を味わうこともあるかもしれません。
経済的な心配や仕事への不安も起こりやすくなる可能性もあります。
しかしながら、この時期の苦しみや葛藤があるからこそ、新しい時代への移行が加速していくことになりそうです。
3月の星の動き&全体運
3月20日の夕方に、太陽は牡羊座入りし、春分を迎えます。
アセンダントは天秤座となり、太陽は第6ハウス、そして月は第9ハウスに滞在しています。
天体が、ホロスコープの西側に集中しているのが、特徴的です。
占星術的に、新しい1年を迎えるタイミングとなっています。
周りの人と調和をとって、協力しながら、お互いの得意なことで支えあうことになっていくでしょう。
働き方や雇用形態も、大きく見直していくという段階に来ているようです。
春分以降、太陽が牡羊座に滞在し、火のサインに天体が滞在する貴重なタイミングとなります。
全天体順行期間も継続しているので、春分以降から、チャレンジする気持ちが高まりそうです。
4月の星の動き&全体運
太陽と金星に加えて、水星も牡羊座入りし、火のサインに天体が充実しています。
4月下旬まで、リスクテイクし、チャレンジ精神が高まるでしょう。
4月29日には、冥王星が逆行をスタートします。
そして、2021年の全天体順行期間が終了になります。
逆行する天体が、少しずつ増えていき、この数カ月を通じて、進めてきたことの見直しをする段階になります。
5月の星の動き&全体運
5月14日には、木星が、魚座に移動していきます。
木星が逆行を開始するまでに、さらに先の星座まで進み、ヒントをつかむチャンスに恵まれています。
来年の木星魚座期の波に乗るためにも、直感を働かせて、次の時代へのヒントをつかみましょう。
5月23日からは、土星が逆行を始めます。
風の時代に移動するにあたり、新しい学びも多く、忍耐が必要とされることもあるでしょう。
土星は、頑張った分、必ずご褒美のように、喜びをもたらしてくれる天体になります。
5月26日は、皆既月食を伴った射手座満月が起こります。
食の季節の始まりになります。
このあたりで、また一段と変化が起こることになりそうです。
5月は、さらに先の時代に向けてのヒントをつかむことになる重要なタイミングとなりそうですね。
5月30日から、双子座での水星逆行が始まります。
食の季節に合わせた水星逆行であり、大きな変化に慣れていくための準備期間としての役割を果たしてくれるでしょう。
6月の星の動き&全体運
6月10日は、金環日食を伴った双子座新月が起こります。
5月26日から6月10日までの食の季節は、深いかかわりのあるご縁がつながったり、古くなったご縁を手放したりと、ご縁について、見直すタイミングとなるでしょう。
2回目の土星と天王星のスクエアが、6月中旬にピークを迎えます。
1回目のスクエアを経て、2回目のスクエアでも、同じテーマの学びがよみがえってくる可能性もあります。
6月は、複数の天体が逆行を始めることになります。
6月21日は、木星が逆行を開始します。
21日の昼には、太陽は蟹座に移動し、夏至を迎えます。
新しい時代へのヒントをもたらしてくれた木星に感謝しながら、前に進みだします。
6月23日には、水星逆行が終了し、順行に戻ります。
食の変化に慣れていく準備期間も終わり、スムーズに動き始めるでしょう。
6月26日は、海王星が逆行を開始します。
理想と現実を見つめて、できることから、具体的に手を付け始めていくことになるでしょう。
5月中旬から6月にかけては、また一段と大きな変化の季節になっています。
変化の途中では、忍耐が要されることや、乗り越えなければいけないことが出てくるかもしれません。
乗り越えた先には、きっと大きな喜びが待っているはずです。