タロットで知りたい「相手の気持ち」
タロットカード占いで、ダントツで人気があるのは、恋愛面ですよね。
恋愛面でも、よくある質問のひとつとして、「相手の気持ちはどうなの？」ということではないでしょうか。
相手の気持ちを表すところに、節制が出たときに、相手の気持ちはどうなのかを、例を中心にして書いてみます。
ただ、あなたの今後の行動によっても、相手の気持ちは変わってくる可能性はありますし、過去の状況やキーカードなどを含めた周りに出てくるカードによっても捉え方が変わることもありますので、一例として参考にしていただければと思います。
そして、タロットはさまざまな解釈があることも魅力のひとつになります。
あなたがタロットと仲良くなることで、さらに詳しく答えを教えてくれるようになりますので、カードを信頼してあげてくださいね。
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簡単なタロット「節制」の説明
節制のカードは、絵柄を見ているだけでも、穏やかな気持ちになるカードですね。
天使が壺から別の壺に水を注いでいる様子が描かれていますので、「今までのものを融合し、新しいものを生み出す」、「さまざまな視点・観念をバランスよく取り入れて、改善・解決していく」ことを表しています。
また、天使の表情や衣服からも見て取れるように、新しいものを生み出していくような知性や賢明さがあることもわかります。
天使の足元までよく見ると、左足は大地に置いており、右足は水に浸しています。
水は、潜在意識・女性性などを象徴しており、大地は顕在意識・男性性を象徴しています。
天使は、潜在意識（女性性）と顕在意識（男性性）をバランス良く使うことができます。
タロットカードに使われている色や小物も、カードの意味を解釈する重要なポイントのひとつになります。
節制のひとつ前のカードは、死神でしたが、ひとつの時代が完了し、手放すことを表すかのように夕日が描かれていました。
ひとつ進んだ節制のカードでは、朝日が描かれており、新たな出発や復活を表しているかのようです。
節制のカードが出ると、「協調、調和、柔軟、融合」などというキーワードと関連があることが多いですね。
実際に恋愛問題を占っていると、好きな人やパートナーの観念・視点を知り、自分のもっているものと上手に折り合いをつけながら、柔軟に進んでいく様子を表していることがあります。
さらに、節制のカードが正位置で出ると、「相手を知ろうと努力している、バランスの取れた穏やかな関係」という状況ということも表していることがあります。
ただ、逆位置になりますと、まず「自分本位になってしまう、相手のことが受け入れられない」などという状況を暗示していることもあります。
どの意味が適切に当てはまるか、相談者からの質問や周りのカードから照らし合わせると良いでしょう。
タロット「節制（正位置）」の「相手の気持ち」
恋愛・結婚面を占っているときに節制のカードが出てくると、相手のことを知ることで、新しい気づきがあったり、喜びがあったりすることを示していることもあります。
自分の未知なる人やことに対して、バランスよく調和させながら、取り入れていこうとする姿勢が見られます。
たとえば、心地よい刺激を与えながら、成長でき、バランスの取れた関係を築くことができると思っていることもありました。
まだ相手と正式にお付き合いしていないときに、節制のカードが出てくると、「お互いに距離感を確認しながら、関係を進展させている様子」や「相手に対する関心があり、話を知りたいという純粋な気持ち」が見て取れることがあります。
「魔術師」、「恋人」、「戦車」のカードのようなスピード感にあふれた展開を期待することは難しいですが、じっくりと二人の間の関係を育てていきたいときには、強い味方になってくれるカードになります。
さらに、節制のカードが出た相手については、裏表なく、誠実な人柄を表していることが多いですね。
相談者の状況を考慮し、アドバイスのカードなどと一緒に判断していく必要がありますが、あなたに対して関心を寄せている＆心を開いているという点を抑えておくとよいでしょう。
あなたに対して関心を寄せて、心を開いている
お互いに気持ちを確認しながら、距離感を取ろうとしている
あなたのことをもっと知りたいと思っている
タロット「節制（逆位置）」の「相手の気持ち」
「節制」が逆位置となると、「相手のことを考える余裕がなくなり、自分本位に考えてしまう」状況に直面している人もいるのかもしれません。
たとえば、「自分の責任を果たしておらず、相手には求めることが多すぎる」という状況もあります。
また、二人の関係のバランスが崩れており、居心地があまりよくないと思っていることもあるでしょう。
たとえば、好きなあまりに、相手のことを優先しすぎてしまい、自分の感情を抑え込んでしまっているときにも、節制の逆位置のカードが出てきたことがありました。
「吊るされた男」のカードでも、辛抱や忍耐を表すことがありますが、自分が献身的に尽くしたい、もしくは自分を犠牲にしても相手に尽くしたいという意味も含まれています。
一方、「節制」のカードでは、お互いの希望や観念を協調しながら、お互いが心地の良くすごすことができるところを探し出そうとします。
実際に鑑定していると、相手にはお付き合いしている人がおり、ほかの女性に対して、将来は約束できず、現状を変える気もないが、この状況を理解した上で、自分を受け入れてほしいということもありました。
また、出会ったばかりの好きな人を占った場合に、相手を理解するまでに、まだ相手を十分に分かっていないので、どのような関係が二人にとってベストなのかわからないという戸惑いもあるかもしれません。
相手のことを考慮せず、自分本位に考える
お互いが十分に理解するまで、もう少し時間が欲しい
相手を優先しすぎて、バランスの良い関係が築けない
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