2021年の木星の動き
木星は、約1年ほど同じサインに滞在し、毎年4カ月ほど、逆行する期間があります。
木星が逆行するタイミングによっては、ふたつのサインを行き来することになります。
来年である2021年は、木星は水瓶座で順行して、さらに次の魚座に入ります。
魚座に入った後、木星は逆行をはじめ、再び水瓶座に戻ります。
ふたつのサインを出入りすることで、新しい時代へのメッセージやヒントを先取りしやすくなります。
木星は、幸運と善意の星であり、次第にひろがっていく性質があります。
基本的には、優しく愛に満ちたメッセージやヒントになるので、私たちも受け止めやすいものになるでしょう。
1回目の木星水瓶座期のテーマ(2020年12月19日~2021年5月13日)
2020年12月19日に、木星は水瓶座に移動し、22日に木星と土星のグレートコンジャンクションが起こります。
グレートコンジャンクションは、20年に一度の星のイベントですが、今回のグレートコンジャンクションは、200年に一度という特別なイベントになります。
200年間にわたり、グレートコンジャンクションが起こるサインは、基本的には地のサインとなっていました。
今回から、風のサインで起こり始めることになり、大きな意識や価値観の変化が起こることになりそうです。
水瓶座は、山羊座での組織的な構造から、個人の個性を大切にし、フラットで自由な関係を作り上げていくことになります。
ひとりひとりが、本当に好きなことを追求していき、個性を大切にする社会が生まれつつあります。
4月末までは、途中で水星逆行を挟みながらも、全天体順行期間が続いています。
木星と土星が、水瓶座に滞在し続けることになり、水瓶座時代が本格的に始まっていくことになりそうです。
新しい時代に向かって、進んでいくスピードが、どんどん加速していくことになりそうです。
2月下旬には、土星と天王星のタイトなスクエアが形成され、経済面や金運面での変化を実感するかもしれません。
しかし、水瓶座の木星があることで、水瓶座時代にふさわしい価値観が広まったり、新しい喜びが発見されたりすることもあるでしょう。
木星魚座期のテーマ(2021年5月14日~2021年7月27日)
5月14日には、木星が、水瓶座から魚座に移動します。
木星が魚座にある期間は、来年のテーマのヒントやメッセージを受け取るには、ぴったりのタイミングとなるでしょう。
魚座は、ほかの人の気持ちを自分のことのように感じる共感力があり、大きな癒しと浄化のパワーをもたらしてくれるサインになります。
魚座木星期では、周りの人と心が通じ合い、優しさや慈悲の心が、広く伝わっていくことになりそうです。
さらに、今まで我慢していたり、犠牲にしていた感情が、優しく浄化されていくことになるかもしれません。
海王星が発見される前は、木星は、射手座と魚座のルーラーとなっていました。
現在は、木星は、魚座の副支配星として扱われています。
木星の力が、魚座では発揮しやすくなるでしょう。
6月21日には、木星が逆行をはじめることになり、さらに夏至も重なります。
木星が逆行を始めることで、今まで拡大させてきた意識や概念などを見直していくことになります。
良かれと思って、つめこみ過ぎたものも、消化不良になってしまっているものは、手放していく必要があるかもしれません。
また、木星のサポートがあると、特に意識せずに、すごしていても、すんなりとスムーズに進展していくことがあります。
今まで、順調に進んでいたことを、見直してみることも良いでしょう。
そして、7月28日には、木星は再び、水瓶座に戻り、木星水瓶座期のテーマを完成させていくことになります。
2回目木星水瓶座期のテーマ(2021年7月28日~2021年12月28日)
7月28日に、逆行中の木星は、水瓶座に戻ることになります。
10月18日には、木星の逆行が終了し、順行に戻り、年末の12月29日には、木星は魚座へ移動します。
約5か月間にわたり、2回目の木星水瓶座期が続き、木星水瓶座期のテーマを完了させていくことになります。
木星魚座期では、来年のテーマを先取りしました。
そして、木星逆行中には、本当にあなたが集中するべきことが、クリアになってきたはずです。
あなたが本当に好きなことやあなたの個性を大切にして、成長させていくことで、周りの人のことを尊重し、良い循環が生まれていくことになりそうです。
組織を中心とした人間関係よりも、好きなことでつながりあえる関係を大切にしていく人も増えるでしょう。
たとえば、今まで、住んでいた場所を移動して、自分や家族のために、心機一転して生活を始める人もいるかもしれません。
今までは、様々なしがらみや価値観に縛られていたことから、羽が生えたように自由になっていくように感じ始める人も多そうです。