木星が順行に戻る
7月11日には、木星が順行に戻ります。
3月9日から逆行を開始しましたので、およそ4カ月間ほど逆行していたことになります。
木星が逆行に転じる前は、すべての天体が順行している状況でした。
もし3月中旬頃から、努力を続けていることや調子が出ないと思っていることがあれば、結果が出やすくなるタイミングに変化していくこともあるでしょう。
そして、11月8日には、木星はさそり座からいて座に移動します。
順行に転じると、さそり座木星期の総括に入り、同時に、いて座木星期の準備に入ります。
そして、木星が順行に戻った2日後には、日食を伴ったかに座での新月が起こります。
今年のかに座新月は、日食を伴っているのみならず、地と水のサインのグランド・トラインが表れます。
ひとつのグランド・トラインでもインパクトがありますが、2つもグランド・トラインが出現することになると、大きな転機を迎える人も多いでしょう。
かに座新月については、先日投稿していますので、ぜひご覧ください。
新月期間限定のオリジナルのオラクルカードも引くことができるようにしています。
今年の夏を象徴するかのような水のサインのグランド・トラインについても投稿してます。
木星が順行に転じるときのホロスコープがもたらす意味
木星が順行に転じてから2日後には、かに座の新月となりますので、地と水のグランド・トラインのような共通するアスペクトも多くなります。
そして、木星は水星とタイトにスクエアとなり、緩く取ると、木星を頂点とした水星と火星から成るTスクエアも形成されています。
太陽と冥王星は、しっかりとオポジション(180度)を形成します。
LINE、メール、SNSなどでの発信やコミュニケーションは、大げさになったり、勢い余って発言してしまいがちになってしまうこともあるかもしれないので、慎重になっておくと良さそうです。
自分や家族の状況にも重ね合わせてしまうのですが、あなたが以前から希望していたことが、そっくりそのまま実現するというよりも、敢えて別のルートを選択することによって、実現してしまっていたということもあるかもしれません。
もちろんひとつの道を極めたり、努力を継続したりすることは大切ですが、この逆行期間中にあなたが予想していた結果が得られなかった場合には、別のルートがないか検討してみることも良いでしょう。
また、順行に転じるのは、サビアン度数ではさそり座の14度になります。
この度数は、「the telephone linesmen at work installing new connections(仕事をしている電話接続士)」と言われています。
電話が発明される前には、対面で会うか、手紙を送るかという選択肢しかなかったのですが、現代では距離があったとしても、同じ時間を共有することができます。
電話のラインを接続するように、あなたの心のラインを誰とつなげていくのか、あなたの手にゆだねられているのかもしれません。
もしくは、「installing new connections (新しい電話線を引く)」とありますので、今までのご縁を整理し、新しいご縁を構築していく段階に入っていることを意味していることもあるでしょう。
現代はインターネット環境も充実し、常に誰かとつながりをもっているという状況かもしれませんが、あなたにとって本当に必要な誰かとのコミュニケーションを優先するタイミングということを暗示していることもありそうです。