2020年の年末に、木星と土星が水瓶座で重なる、グレートコンジャンクションを迎えました。風の時代が到来して、少しずつですが、大きな変化の前兆を感じつつあります。
地の時代から、風の時代へと転換している中で、今まで、当たり前のように、所有してきたもの、価値観、常識までもが、大きく変化しようとしています。星の動きからも、この数年間にわたり、大きく変化していくことは読み取れますが、この壮大な宇宙の計画を、どこまで読み取れているのか、気が遠くなることもあります。
約250年前にも、火の時代から、地の時代へと転換する時期を迎えました。約250年前を歴史的に振り返ると、フランス革命などが起こり、国や指導者のあり方、一人一人の人権などが、大きく変わる転機となりました。一部の王族や貴族など、生まれながらの身分で生きかたが決められていた時代から、大きく変化していくことになりました。
さらに、地の時代が進んでいくにつれて、身分制度だけではなく、経済的な豊かさを手にすることで、生まれながらに限定されていた生き方を変えていく可能性も与えられました。
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今回の地の時代から、風の時代への転換期も、今までの価値観と常識が、ひっくり返ってしまうような出来事が続いていくのだと思います。もしかしたら、ニュースや普段の出来事を照らし合わせてみると、風の時代の前兆をつかんでいる人もいらっしゃるでしょう。
地の時代の最後あたりを経験して、振り返ってみると、この250年にわたり続いてきた価値観が、いきすぎてしまう出来事にも遭遇することが増えました。地の時代につくられたシステムの中に、どっぷりとつかってしまい、疲れを感じている人も多いかと思います。
経済的な豊かさを、追い求めるばかりになり、大切なことを置き去りにしてきた人もいるかもしれません。人の気持ちよりも、経済的な豊かさを優先するような出来事もありました。
風の時代への幕開けを迎えている今、私たちが手にしているものが、本当に必要なのかどうか問われているのかもしれません。もしかしたら、何かを手にしなくても、幸せへの扉は、開かれているのかもしれません。
地の時代が進みすぎてしまったこともあり、価値があると思い込まされているものを、所有している人が有利とみなされる状況が続いていました。所有をしている人は、自分に有利となるシステムから、さらに豊かさを得ることが可能になります。
豊かさを効率よく手にしようとして、時間や健康などと引き換えに、自分自身を犠牲にしてきた人も多かったかもしれません。
しかしながら、これからの風の時代は、風のように軽く、身軽でいることが、運気の波に乗るコツになります。地の時代からの重いものを所有している人の方が、身動きがとりづらくなってしまったり、さらに、今まで価値があると思い込んでいたものに、価値を感じなくなってしまうこともあるでしょう。
メディアなどの効果もあり、手にすると幸せになれるようなイメージがあったり、手にしていないと恥ずかしいと思わせて、私たちを焦らそうとするものもあります。逆に、重要で本質的な情報を手にするのは、難しくなっています。これからの風の時代は、情報がカギを握る時代でもあります。じっくりと時間をかけて、本当の情報を探る必要があるでしょう。
風の時代が、さらに進んでいき、今までの価値観が問われ直そうとしている今、できるだけ所有しないでいることが、風の時代を軽やかに楽しみながら、進んでいくには、重要になります。
何も所有せずに、身軽でいつづけることが、もっとも価値のあることになるかもしれません。所有すると、安心感や安定感を感じることもありますが、もしかしたら、しがらみが増えてしまうという側面もあるのかもしれません。
たとえば、お金というエネルギーを、循環させていくと良いのですが、今の社会のシステムでは、どうしても、ひとり占めしたい、得をしたいという欲が出てきてしまうこともあります。
これからは、価値観が全く変わってしまうだけでなく、想像以上の変化が起こることも予想されます。身動きがとりやすい状況を維持しておける人が有利となってくるはずです。社会的な変動で、私を含めて、田舎に引っ越す人も、さらに増えてくるかもしれません。
今までの時代で、世間一般が価値があると思っていた立場やモノなどを所有していなかった人ほど、チャンスに恵まれる時代となりつつあります。安定していると思い込んでいた状況から、大きく激変しようとしています。
ひとりひとりが、楽しく、喜びで満たされる世界へと変わっていくと、物質世界からは、卒業していくことになるでしょう。あなたが望めば、いつでも、望んでいるものを手にする世界へと近づいていくはずです。